第11話 同意書の文字は震えていた

夫の闘病記録

2021年1月中旬

起き上がることもできなくなった

トイレに行けない

 オムツやからそのまましてもいいよ

 換えたらええだけやし😌大丈夫やで

私のホント知識不足で

漏れてしまいました

ズボンが濡れてしまった

悔しかったと思う

どんなに悔しかっただろうか


その日は通院日

行かんと言うけど

今日は行かなダメ

おんぶして車まで行くからと

言うたら

それなら救急車を呼んでくれ

と言われたので呼びました

救急車は到着してから発車まで

こんなにたくさんすることがあると

知りませんでした…恥

かかりつけに搬送されたので

そのまま入院

大部屋しか空いてないと言われましたが

本人が個室をずっと希望してその日の

夜から個室に入れた

コロナ禍だから初日でも病室に付き添えず

同意書のサインを夫がしており

字がクネクネ震えていた

泣けて泣けて仕方なかった

書く力もないなんて…


抗がん剤も11月の1回だけ

11月、鎖骨下にポートを埋め込みましたが

栄養の点滴時に漏れてすごく腫れたらしい

抗がん剤やったら大変やった😲と

夫は怒り気味でした

ポートは右腕に埋め込む再施術

その後、抗がん剤に使われることはなかった


1月の入院から、私はフレックス勤務を

させていただきました

理解ある上司で本当に有難かった

朝は6時半に出勤し15時退勤

変わりはないか着替えや必要な物を聞きに

行きました

主治医の許可証があれば感染防止対策をして

短時間の面会を許していただくことも

栄養の点滴のみ、吐き気止めを入れて

いただくも改善せず

この時もまだ末期と思わず

余命宣告もない

ひとりでテレビもつけず

お見舞いもなく

昼も夜もない

スマホも触りたくない

時間も見たくない

ただ時が過ぎていく

それを耐えるのみ

看護師さんにはホント感謝

施術は無くとも話しかけに

来てくれてた

あの時から、病気になった時からの

自分が情けなすぎる

ホント何してたんだ私…😢


【次回】
 抗がん剤を諦めたくない、と願った日々。

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