第4話 「腹膜にこぼれていました。」

夫の闘病記録

~それでも、まだ治ると信じていた~

手術日も決まり、傷病手当の手続きも行い、

二人ともPCR検査をし、いつもと変わらぬ

日々を過ごしました

もっといろいろ調べるべきですよね

でも私が不安がってはいけないと思い

いたって普通にしていました

だから夫も弱音を吐かなかったんだろうか…

無理させてたのかな

コロナ禍のため例に漏れず面会禁止

会社の人もとても心配してくれて

本人も「お見舞いがないと元気ならん」

と言うてました

 来てもらえる前提なのね…😅


着圧くつ下を履き、歩いて手術室へ

その時も笑ってた

看護師さんを笑わせてた

今でも鮮明に覚えとる


5時間ほどして家族待合室へ呼ばれました

胃と胆のうと脾臓を摘出

胃はたぶん4/5ほど白っぽかったと思います

下の方?だけピンク色

 あぁ……食べられへんはずや。

もっと早く病院行けばよかった…

涙を堪えるためにハキハキと返事していました

先生は冷たい奥さんて思ったかな

「腹膜にこぼれていました

 リンパに転移ありました

 腹膜に目で確認できたのが2個

 細胞レベルでは広がっているかも」

…聞きたくなかったホントに

「なので、食道の外側には癌細胞あります

 内側はまだ(の、あと先生なんて言うてたかな)

 腹膜播種が確認されたので癌細胞がある

 なので食道を取れるとこまで摘出するのは

 やめました

 術後の回復を早くして薬で治療しましょう」

というような内容だったと思います

何もメモとかしてなくて

私は冷静なつもりでしたが、今思うと

受け入れてなかっただけ、目を逸らして

いただけだと、自分が情けなくなります


集中治療室で、やはりガタガタ震えて

いました

夫は全身麻酔も初めてなのでこの術後の

数日は本当にツラいことを知るかと思うと…


しかし文章てホント難しい💦

毎日がウソのような気がします

何て言っていいのかわからない

あの、まん丸な顔に触ることはもうホントに

できないのかな?

という、なんか、半信半疑みたいな感じです

【次回】

術後、ドア越しにしか会えなかった日々。


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